「外国人」と「外人」絶対使ってはいけない表現はどっち?~ Be careful ~

最近の日本社会は国際化が進み、日本在住の海外出身の方が増えています。
そこで日本や海外旅行先などでの国際交流をする際に知っておいた方が良いことがあります。
日本では当たり前のように、海外出身者のことを「外国人」や「外人」と呼ぶことがあると思います。
皆さんは日本以外の国籍を持つ人達のことを、どちらの表現を使って呼びますか?
実はどちらかの表現がとても差別的な発言に取られることがあるのです。
私は2年ほど北米に住んでいて、色々な国の海外出身者の人達と接してきて感じたことがあります。
それは、基本的にはみんなフレンドリーで穏やかなのですが、海外の人達は日本人に比べて差別的なことに関してとても敏感であるということ。
こんなエピソードがあります。
日本語が少し理解できる海外出身の友人に私は特に気にすることもなく会話の流れでどちらかの表現を使いました。すると友人は顔をしかめて「What?」と聞き返してきました。
私はその場でなんとか誤解を解き、仲直りできましたが、一歩間違えればとんでもないことになっていたかもしれません、、、それ以降どちらかの呼び方を、私は一切使わないように誓いました!
日本は”2020年東京オリンピック”開催に伴い、大勢の海外出身の方々がこれから日本に訪れます。そんな時に誤解を招かないように海外出身者の呼び方をこの記事を読んで理解して欲しいです。
ちなみに「外国人」「外人」の英語での表現は同じ”foreigner”になります。
なぜ「外人」と呼んだらダメなのか?
まずは結論から言うと、「外人」(ガイジン)と呼ぶのをやめましょう。
「外人」という言葉を辞書で調べてみると、
- 仲間以外の人・疎遠な人
- 敵視すべき人
- 外国人・異人
私達日本人が日常で何気なく使っている「外人」とは、外国籍だったり、外国にもルーツがあったりする人たちに向けて3番の「外国人」という意味で使っていると思います。しかし、1、2番の表現を見てみるとちょっと過激すぎますよね。
外国人の人からの「ガイジン」のイメージは「あなたは外の人で私達日本人とは違います」と受けとられる可能性があります。「外の人、人から外れる」ってなんとなく差別っぽいですよね、、、
もちろん私達日本人は「外国人」、「外人」という言葉に対して、特にその違いを意識して使っているわけではありません。私もたまたま「外人」の方が言いやすかったのでこの言葉をチョイスした為、トラブルを起こしかけました。本当に悪気も何もありませんでしたから、、、
みなさんも気を付けましょう!
日本の国際化に向けて考えよう
上記でも記しましたが、”2020年東京オリンピック”開催を皮切りに、日本の国際化がすすみ、多くの外国人の人達と生活を共にしていくことになるでしょう。
そして外国人の人以外にも日本と外国人の「ハーフ」の方も沢山増えると考えられます。(現在日本に在住の方も含め)
ハーフの人達に仮に「外人」という表現を使うと「単純に日本にルーツがない人」という意味で使われていると勘違いされるかもしれません。
さらに「外人」と言われることで、外国にもルーツを持つ方達の多くは、日本にもそれ以外の国のどちらにもアイデンティティーを感じられなくなってしまう可能性だってあります。
少し大げさかもしれないが、大切なのは私達がどう考えるかではなく、相手がどう感じるか。
日本に住んでる人からしたら、特に意識もせずに発している言葉かもしれないが差別に敏感な外国人からしたら、嫌な気持ちになってしまう事もあると思う。
でもそこは、面倒かもしれないし、外国人の方が気に掛けていないかもしれないけど、ちゃんと分かる人には聴こえていると思う。なので、気に掛けて「外人」と言うのを控える事が大切なことだと思う。
この記事を読んでいる皆さんには、「外国人」と言ってほしいです。
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